2018年も終わりが近づく、師走は、師(先生)が走るように
忙しいと言われていますが、12月になると何かと忙しく年末ムードになってきますね。
年末の大掃除を済ませて、そろそろ新年の準備を始めようと思った折り
お正月を迎えるにあたって、きちんと知っておきたい正月飾りのマナーを覚えておきましょう。
門松の基本マナー
なかなか昨今、家の前に門松のあるお宅も少なくなりましたが、
代表的な正月飾りの一つ、門松は「神様が宿る場所」
と考えられており、
今年1年の幸せをもたらしてくれるよう、神様が家にやってきて
もらうための目印として飾ります。
飾る時期ですが、
29日は「苦が待つ(末)」という事から避けられ、
また31日では「一夜飾り」となって神様に大変失礼とされています。
28日まで飾る事が出来なかった場合は、30日に飾るのがよいとされています。
終わった門松の処分の仕方
門松を片付けるときはゴミ箱に捨てるのはNGです。
神様に失礼にあたるからです。
通常1月15日には、近処でどんど焼きが行われると
思いますので、どんど焼きでお焚き上げするか、
予定が合わず、どんど焼きへ行けなかった時は、
お寺へ持って行き、お焚き上げをしてもらいましょう。
門松の大きさは様々だと思いますので、
お寺へ持って行く場合は、大きい門松もお焚き上げしてもらえるか、
事前に確認しておきましょう。
鏡餅の基本マナー
昔から鏡には神様が宿ると言われ、
神事には欠かす事の出来ない道具として大切に使われて来ました。
鏡餅の由来は、その鏡の代わりです。
一般的には12月28日までに飾り付けを済ませ、
備えた鏡餅を下げるのは1月11日とされています。
こちらはぞろ目で縁起がよいから、というのが理由です。
ちなみにこの鏡餅を下げる日の事を「鏡開き」と言い、
下げるだけではなく家族で食べるのがよいとされています。
飾るのは床の間や、床の間がない場合は
リビングなどの棚の上などに飾ります。
鏡餅の処分の仕方
鏡餅を食べることで一年間の健康につながると言われています。
包丁で切るのは、縁起が悪いとされているので、
包丁で切らず、そのまま鍋で煮て
おしるこやお雑煮などにして食べましょう。
しめ縄の由来
しめ縄は、天照大神が岩屋に閉じこもってしまい、
世の中が真っ暗になって、困っていたので、
岩屋から引っ張りだした後、
しめ縄で、入れないようにしたというのが、由来です。
飾る時期ですが、
門松と同じく、28日までか、
28日まで飾る事が出来なかった場合は、30日に飾るのがよいとされています。
しめ縄の処分
門松と同じように、どんど焼きや神社でお焚き上げを
していただきましょう。
まとめ
正月飾りを正しく飾り、良い1年となるよう、
清らかな気持ちで新年を迎えましょう!