中国の旧正月って?
日本以外の多くのアジアの国では、
旧暦である中国暦に基づいた旧正月を正月といい、
元旦よりも盛大にお祝いをします。
正月は旧暦の1月のことをいうため、
日本以外では旧正月と呼ぶことはなく、
中国をはじめとするアジア圏内のおいては
春節という大変に重要な祝日です。
タイ、ベトナムの旧正月とは?
この重要な祝日は、旧正月タイはソンクラン、
旧正月ベトナムをテトと呼ばれています。
春節は月の満ち欠けを基準としている
太陰太陽暦を使っているため、
その日付はそれぞれの年によって異なるのが特徴です。
2019年の春節は2月5日で、
中国本土においては7連休となり30億人ほどの人々が
帰省することから、
鉄道機関だけでなくかなりの渋滞となります。
タイのソンクラン
2019年4月13日から16日までの
4日間が祝日
ベトナムのテト
テト元日が2019年では2月5日で、
1月29日から2月12日までがテト休暇です。
タイの正月
1年間のあいだに
①西暦のニューイヤー・
②中国暦の春節・
③タイ暦の旧正月のソンクランの
3つの正月があり、
タイ人にとってはソンクランが正月です。
ソンクランは、街中の人で大盛り上がりする
アジア最大の水掛祭りのことをいい、
かつてはタイの旧暦に基づいていましたが、
現在では政府が毎年同じ日に制定しています。
旧正月の渋滞
この期間中は多くの人が帰省することから、
逆に首都バンコクにおいては
最も静かな日となり、
渋滞が緩和されるのも特徴のひとつです。
反対にベトナムでは、
家族や親戚一同でお祝いをすることとなっているので、
ほとんどが帰省するため帰省ラッシュとなり、
交通機関やホテルも大変な混雑となります。
近年ではテト休暇を長めに取って、
国内の観光地や近隣のカンボジアおよびタイなどに旅行する
ベトナム人も増えています。
いずれも期間中は公的機関はもちろん、
店舗や飲食店の多くは休みを取ることとなるため、
日本からの旅行を計画を立てる場合には注意が必要です。