北海道の地域では、8月になると、暖房器具の点検予約が殺到し、
1ヶ月半待ちという状況になるそうです。
内陸では、そこまでの事はないにしろ、
そろそろ暖房器具の準備も始める時期になるのではないでしょうか?
いざ、寒くなって、「石油ファンヒーターが点かない」なんて、
焦る事がないように、
石油ファンヒーターが点かない原因は何か?
家庭で出来る範囲の点検チェック、整備方法をご紹介します。
石油ファンヒーターが点かない原因
1.灯油等が芯にしっかりとしみていない
新しく買った時や、芯交換や空焚きをした後はタンクに灯油を入れ、
セットした後はしばらく放置する必要があります。
しかしこれをせずにすぐに点けようとすると、当然うまくいきません。
2.古かったり保管状態の悪い灯油を使った
古い灯油や保管場所や容器が悪く変質してしまった不良灯油を
使用すると点かない場合があります。
灯油を変質させない為には、なるべく火気や雨水、ゴミや高温多湿、
日光を避けた場所にきちんと専用のポリタンクを使って保管し、
ふたもしっかりと閉める事が重要です。
これは、ファンヒーターの寿命を縮める原因にもなりますので、
灯油はワンシーズンで使い切りましょう!
残った灯油の処分
去年の灯油が残っている場合、処分に困ると思いますが、
ガソリンスタンドに相談してみて下さい。
無料で引き取ってくれる所や有料ですが、引き取ってくれる所もあります。
面倒くさいなーという場合は
灯油がなくなるまで、ファンヒーターをつけて、使い切る
故障しないように、家庭で出来る点検方法
1.背面にある空気の取り入れ口やフィルター部分
この部分がゴミやホコリ等で目詰まりすると、
空気の流れが悪くなり、燃焼不良を起こしたり内部の熱が上がりすぎて
安全装置が働きやすくなったりします。
その為、こまめに歯ブラシや掃除機を使って内部をきれいに掃除すると良く、
特に掃除機を使うと空気の吸い込み口のホコリをきれいに取り除く事が出来るので
おすすめです。
石油ファンヒーターから出る嫌な臭いの原因
1.不良灯油を使用
2.内部にホコリが入っている
3.石油タンクを入れる部分の底にある受け皿に去年使った灯油が残っている
ホコリや古い灯油が不完全燃焼を起こしている可能性がありますので、
こうした原因を排除すれば嫌な臭いはなくなります。
石油タンクを入れる部分の底にある受け皿の掃除は
フィルターを取り出して、ポンプ等で灯油を抜き取る作業をします。
フィルターにゴミが付着している場合は、新しい灯油で洗うと良いです。
ファンヒーターの寿命
メーカーによって違いはあると思いますが、平均6年が目安です。
もちろん10年もつ物もあれば、3年で故障してしまったなどもあるでしょう。
メーカー保証も平均3年ですので、3年未満で故障してしまった場合は、
保証がききますが、それ以降、故障してしまった場合は、
修理、部品代などを考えると残念ですが、買い替えたほうが安上がりになります。
また、6年を過ぎると部品の在庫がない場合もあります。
なるべく、ファンヒーターの寿命を延ばすためにも、
上記の点検、注意点などを参考にして下さいね。