七五三参りは、お子様の晴れ姿に、ご両親だけでなく、
祖父母も楽しみな七五三参りではないでしょうか?
私の遠い昔の七五三の晴れ姿の時には、
外人さんに「写真を撮って良いですか?」と言われ
良い気分でしたよ!
七五三の着物は、祖父母がプレゼントしてくれる事が
多いかと思いますので、大事にしまいたいですね。
また仕立直しで、三歳・五歳・七歳まで着る予定があったり、
兄弟がいて着る予定がある場合も綺麗に保管しておきたい物です。
七五三の着物のお手入れの方法をご紹介したいと思います。
七五三の着物の基本のお手入れ方法
着物のタグを確認して、まず、素材を確認して下さい。
1.ポリエステル
2.正絹
1.素材がポリエステルの場合
※ポリエステルの場合は、ご家庭で手洗い出来ます。
ただし、洗濯表示に手洗い不可等のマークがあるものは、
避けたほうが無難ですので、クリーニングに出します。
手洗いの方法
1.バケツなどに水を張り、おしゃれ着用洗剤を入れ、5分ほど漬けておく。
(長く漬けすぎると色落ちの原因にもなるので、長すぎないように)
2.優しく押し洗い、揺らし洗い
3.お水をかえてすすぎを2~3回、よくすすいで下さい。
4.脱水は、洗濯機で、10秒から20秒
(コースにない場合は、途中で止めてください)
綺麗にたたんで、洗濯ネットに入れて
洗濯機の壁の部分に貼り付けるようにして脱水すると
シワになりにくいです。
5.脱水から取り出したら、シワを伸ばして、
着物用ハンガーなどで、風通しの良い場所で、陰干し
※湿気が一番、着物を痛めるので、よく乾燥して下さい。
2.素材が正絹の場合
正絹は天然の繊維ですので、とても着心地も良く、
高級感もありますが、その分、デリケートです。
クリーニングに出す事をおすすめしますが、
一般的なクリーニング屋さんに出すのは、危険です。
着物のクリーニングの仕方に詳しくないお店の場合、
大切な着物が大変の事になって帰ってくる危険性や
しまっておいて、いざ出してみたら、シミになっていたという事も!
着物を専門に扱っているところへお願いしましょう。
ただし、着物のクリーニングは結構、高額です。
シミ抜きが必要になったりすると、別料金の場合が多いので、
先に金額を確認しておきましょう。
七五三の着物の保管方法
「タトウ紙に包んで、桐箱(たんす)にしまう」
昔ながらの方法ですが、タトウ紙は通気性が良く、桐には調湿作用があり、
湿気から守るベストな方法です。
特に正絹の場合はその時には何ともなくても、
湿気の影響でシミが浮き出てしまうケースもありますので、
湿気厳禁です。
タトウ紙や桐箱も今では、ネットで販売されています。
そして、なるべくなら、1年に1回でも、出してきて、
陰干し・風通しをしましょう。
七五三の着物のお手入れ方法 まとめ
着物は滅多に着る機会がないのに、手間や費用がかかりますね。
しかし、孫の代までとよく言いますが、
七五三の着物をずっと残せるよう、大切にして下さいね。
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